「モチベーションドリブン」

本日ご紹介する本は、小笹芳央さんの著書「モチベーションドリブン」です。

小笹さんはリンクアンドモチベーションという企業と従業員とのエンゲージメント(つながり)に注目し、会社の業績や未来に対して従業員との関係性が非常に重要だと述べられています。

ざっと目次を紹介しますと、

  1. 人間観と組織観を刷新せよ
  2. 個人にとっての働き方改革ーアイカンパニーの時代
  3. 起業にとっての働き方改革ーモチベーションカンパニーの時代
  4. 「One for All,All for One」を無視した働き方改革が会社をつぶす
  5. 最も重要な「従業員エンゲージメント」
  6. 組織に潜む「モチベーション症例」とその処方箋

主には現在政府主導で進められている働き方改革に伴う組織変革について具体例をあげて説明されているのですが、それ以上に人間観、組織観そのものが変わる必要があるという指摘には大変共感しました。

具体的には、個人の原動力・モチベーションが「合理的経済人」のみならず、「感動報酬」という新たな次元によって引き出されることや、組織=人の数ではなく、組織=関係性の数であるというポイントです。

利益という1つの目標に向かって目標達成を目指すという、これまでのシンプルな企業観が変化し、豊かな関係性の中で働くという新たな指標が必要となってきているように感じます。

 

基本は組織論を重点的に語っている内容ですが、個人の生き方で見たときにも十分に適用可能なものも多いと感じました。

自分自身を会社としてみるアイカンパニー制度などは、これからの時代を生きていく個人としては必須の観点だと思いますし、従業員エンゲージメントであげられている項目については自分自身の人生に置き換えて考えてみることでとてもいい効果があると思います。

つまりは、ビジネスや企業においては、個人のスキルやスペックが重視されてきましたが、そこにさらにいかに会社との精神的つながりや充足感を感じている社員が多いのかが組織の強みであるという観点が語られています。

同様に、個人においても、いかに自分自身の人生に対してのエンゲージメントが深く強いのかがその人の人間力となってくるからです。スキルやスペックは比較がしやすく、代替しやすいものですが、人生をいかに楽しめているかという人間力は習慣化を通して醸成に時間がかかるものです。

目先のわかりやすい資格やスキルにとらわれることなく、本質的な人生のエンゲージメント向上の必要性を感じる一冊でした。

これからの時代の組織の在り方を考える上で参考になると思います!

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