時間術大全「MAKE TIME」

今日は、googleジェイク・ナップ、youtubeジョン・ゼラッキーの二人による時間管理についての著書です。

最先端のテクノロジー企業で働く二人が、いかに日々の中で「時間」と有意義に付き合い、「時間を生み出していくか?」というポイントで書かれているのが面白いです。

ビジネスにおけるタイムマネジメントや生産性管理というイメージよりは、
「いかに時間を大切に扱うのか」というのが私の印象でした。

現代人はとても忙しく、どんな人でも「時間がない!」という思いを抱えて生きていると思います。
(そんな中、この記事を読んでくれているあなたに感謝します!)

冒頭の書き出しの部分に、衝撃的な見出しがあるのでそこからご紹介します。

あなたの時間の9割はデフォルトで決まっている!

「多忙中毒」と「無限の泉」という二つの習慣が現代人の多くを支配していると指摘する本書。

「多忙中毒」とは、忙しいことをよいことだとする風潮。現代人は空き時間や余暇を楽しむことができず、人よりも量をこなし、送れないようにしなければと追い立てられていることです。

「無限の泉」とは、スマホのアプリなどのように無限にコンテンツが補充されるもの。いくら消費しても消費しても無くなることはありません。ふと気が付くとスマホに手を伸ばし、テレビをつけ、頑張った自分へのご褒美としてさらに時間が失われていくことです。

自分の日常の時間の使い方を振り返ってみたときに、忙しくしていると思っている時間の9割以上は、デフォルト(初期設定)で決まっており、その中で我々は機械的に生きてしまっているという指摘です。

著者の二人は、最先端のテクノロジーをどのように日常に適用するか?という発想で仕事をしているため、「デザインする」という思考を持っています。

そのため、本書でも「時間をデザインしよう!」という基本土台から様々な実験結果として紹介されており、これらのパーツから自分自身の生活に使えそうなものを取り入れていくという感覚で読むことができました。

MAKE TIMEのポイント

時間をデザインしていくときのポイントとして、

  1. ハイライト
  2. レーザー
  3. チャージ
  4. チューニング

として紹介されています。

1.ハイライト

「毎日の中で最重要事項を選ぶ」。

日常の様々な仕事の中で、集中先を明確にすることです。当たり前のように見えることですが、なかなか実践できないことかもしれません。

大切なのは、日々の中で「達成感」や「満足感」を得られるようにすることだと感じます。我々は「できたこと、完了したこと」を満足するよりも、「まだやれていないこと、しなければいけないこと」を見続けてしまう習慣ができてしまっているからです。

長期的なタイムスパンと、日々のタイムスパンとの中間に位置する「ちょうどいい目標設定」という観点はとても参考になると思います!

2.レーザー

「気を散らすものを撃退する」。

集中したいのにふと気がそらされてしまうというあるあるな状況を打破するためのテクニックがあげられていいます。

現代人にとっては、周囲の環境に常に呼ばれている状態がほとんどかもしれません。メールやライン、SNSの通知、周囲の人からの声掛けなど、確認のために反応してしまうことで注意がそがれてしまう。

そういった仕組みを無くすのではなく、理解してうまくコントロールできるようになろうという取り組みです。どれもこれも著者が実践してみたことが書かれていますし、人にとっても向き不向きがあることなども赤裸々に描かれていて面白かったです。

3.チャージ

「身体を使って、脳を充電する」。

脳を充電するために体をメンテナンスすることが紹介されています。脳がエネルギーを使い続けるため、これをしっかりとチャージできるかどうか、無駄なエネルギー消費を抑えられるかどうかというポイントは重要ですね。

目的をもって、自分のライフスタイルがエネルギーを奪われないようにメンテナンスする技術というのは、情報過多社会において必要だと実感しました。

4.チューニング

「システムを調整、改善する」。

これをやるべき!これが最高のモデルだ!といった話は本書では出てきません。常に変化するライフスタイルに合わせて、自分自身の時間の使い方を「デザインする」という遊び的な思考が土台となっています。

ですから、自分のペースや仕事の状況などに合わせて「システムは変化していくもの」という新しい前提を持つことが大切だと感じます。

より効率性や生産性を求めるというよりは、「日常に常に変化の可能性を見つけていくこと」という習慣を得られることが重要ではないかと個人的には思いました。

「気づき」と「小さな変化を創ること」、「毎日ちょっとしたチャレンジがあること」。これらが日常生活を豊かに楽しむスパイスとして機能するのだと思います。

まとめ

時間をデザインするというポイントから始まり、ライフスタイル全体がイキイキしていくという主体性を持った関わり方ができるアイディアが詰まっていると思います。

時間の余裕ができると、新しい出会いの可能性がぐっと高まります。自分一人でも取り組み始められる時間との関わりはフィールドシフトにも大切な要素です。

ぜひ読んでみてほしいと思う良書でした!

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